あさみ堂版・麻美様ピンキー
顔・髪作成編
とにかく先に作りたいのは顔と髪。
これさえ完成すれば、上の画像のように既存のピンキーの服を着せてあげることが出来ます。
<顔>
ぴきょ田氏もそうですが、ここで使う顔パーツは「K.O.F 不知火舞」を使います。
基本的に麻美様は釣り目&眉がつりあがっているので、それに属するものであれば通常版のピンキーでも構わないと思います。
顔は特に難しい加工を必要としません。
目を描くなら話は別ですが、筆に不慣れな方も多いはず。
私は、毎度おなじみタックシールを使いました。
この方法の良いところは、何度でも張替が出来るということです。
(実際、フィギュアでは目にシールを張り付けているものもあります)
多少の絵心が必要ですが、麻美様の目は基本的に菱形なので
・目の大きさにやや楕円っぽい図形を描く
・半分くらいの大きさになるように菱形を描く
これさえ守れば大丈夫だと思います。
ただ、このシールを張るだけでは透けてしまうので、既存の目は白などで上塗りしておくとよいでしょう。
完成するとこんな感じ。
この時は髪はまだできていなかったので他のパーツは間に合わせです。
<髪>
麻美様と言えば長い黒髪。
しかし通常版ピンキーには、麻美様をイメージさせるような長い髪のパーツは少ないのです。
ここでまたPキャラを使います。
「涼宮ハルヒの憂鬱」の登場キャラである「鶴屋さん」の髪パーツです。
ただし、そのまま使うのでは長すぎるため、多少短くする必要があります。
※ぴきょ田版はすべてパテで作ってありますが、かなり高度な技術を要します。
元パーツの根元を切り、さらに下の部分だけをカット。長さはお好みで…
ここで、カットしたパーツをつなぎ合わせるために、パテを使います。
今回使うのはセメダインの「エポキシパテ」です。
これを適量カットして、よく混ぜ合わせます(必ず付属の手袋をつけてください)。
そしてそのパテを粘土のようにして、それぞれをつなぎ合わせます。
繋ぎ合わせたら硬化するのを待って作業開始です。
繋ぎ合わせたところ。この時点では大雑把で構いません。
後ほどデザインナイフで少しずつ削り、ヤスリでこすって滑らかにします。
こちらは顔と胴体で隠れるので、体のパーツが干渉しない程度に削れば問題ありません。
後ろ側。こちらは見える面ですので、特に念入りにヤスリでなめらかになるようにします。
根気のいる作業です。
次に前髪。これはPキャラ「ストリートファイター」の「春麗」を使います。
ただし構造が異なるため、そのままでは使えないので…
・前髪だけをはずす
↓
・左右の分解できるところを接着剤で離れないようにする
↓
・鶴屋の前髪と同じ幅を確保できるように横からカットする
↓
・そこに一度外した前髪を当てて、パテで繋ぐ
(前髪が足りないと思ったら、鶴屋の髪の残りから切り抜いて取りつける)
完成するとこんな感じです。
なお、この時はそのままでしたが、側面のくぼみが気に入らない時はパテで埋めます。
※私はこの画像撮影の後に行いました。
いよいよ、準備が出来ました。位置合わせは念入りに…
では、プラカラーで塗装しましょう!
(パテ硬化後、1日は間を空けて行ってください)
麻美様の場合は黒だけでよいので、ここは筆で豪快に!
完全に乾くまで、1日空けておくと安全です(プラカラーは乾きにくいので注意)
塗装が固まったら、それぞれのパーツを接着剤でくっつけましょう!
これで頭は完成です!
この画像の服と足は、Pキャラ「エヴァンゲリオン」の「アスカ」の付属パーツを黒く塗装したものです。
なお、足パーツは靴の一部を削ってあります。