[2013年9月7〜16日 首都圏遠征23]

五重塔の横にある柱は?

身延の山はエベレスト(おしりかじり虫じゃない)


Twilog 9日 10日 11日


<9/9>


おはようございます!午前時半


・・・というわけで初日なので、道服+袴に着替えて朝のお勤めに参列です。
まずは報恩閣へご挨拶・・・それから本堂へ。

総本山の朝のお勤め
いっつも後ろに居座ります。月曜日ということもあってやや少ないか?
当然ですが試験を受けに来た人が大勢参列してました。
この画像は開経偈の時なので、お経本を目の前に差し出すように掲げるのです。
右上の人はチョット上げすぎですが^^; 



たぶん導師の回向の時です(聞けよ!)
どこかの御寺院の団体参拝の皆さん。


本堂と回向柱
2013年は、身延山第2世・佐渡阿闍梨日向上人の第700回忌になります。
去る9月1〜3日は、大法要が行われました(日向上人の御命日は9月3日)
本堂の前には大きな回向柱がそびえ立っています。


2013年限定
回向柱だけアップ こんな感じです


ご理解いただけたでしょうか
回向柱の脇にある説明書き


宿坊に戻って朝ご飯。今回受講する人は私含めて5人宿泊です。
2年前に比べると少ないですな。

例年早く行っても並んでて、すぐ開講式も始まらないのでのんびり向かってたら…


最後でした( ̄д ̄) おいおいまだ10分以上前だよ。みんな早すぎィ!

※昨年受けた人に聞いたら、昨年こんな感じだったそうです 
 なんと私に無断で流れを変えるとはけしからん(何様


で、空いている席を探して、どなたかのお隣に座らせてもらったら…
なんと信行道場の同期・M野上人でした。なんという奇遇…!!!


M野上人は今回初めての受講だそうで…


 M「○○さんは、何回目なんですか?」
 べ「4回目」
 M「おお、それはもうベテランですね!いろいろ教えてくださいよ」


教えられるくらいならとっくに受かってます(つд⊂)エーン


他にも、現在の身延山僧道実修生、この前の荒行堂同期のK井上人I本上人
さらには再行(先輩)のT橋上人までいらっしゃいました。再会を懐かしむ。


さて今回の時間割なのですが、私が受講する科目は前半の3日間しかありません。
講習は5日間なのですが、ものの見事に5科目がそれぞれ5日間に通しで割り振りされています。
で、残った2科目はそれぞれ3日に分かれるという非常に分かりやすいパターン。
しかも1科目は最初の3日間、残り2科目は初日と2日目。
つまり3日目の1講目をもって私が受ける講習は終了になります。これで18万円?


しかも、今回は毎年のネックであった(実際2年前は一番受講者が多かった)、
釈尊伝の講師の先生が、仏教学の先生(掛け持ち)に変更になっています。
曰く「体調を崩された」ということでした。落としまくった天罰じゃないですかね?
これはある意味幸運でした。仏教学の先生は話がわかりやすいのです。
初年度こそ他の科目もいろいろあって手が回りませんでしたが、2回目で仏教学はパスしています。
この変更、同じ宿坊の方も「これはチャンスかもしれない」と仰ってました。
おいおい、どんだけあの先生疎まれているんだよ?


初日・最初の2講はその釈尊伝。
あれ・・・なんだかわかり易いぞ?聞いていて素直に入ってくる。
やっぱアレだ。講師によるんだわ、この普通試験は。


なおお昼ご飯ですが、学食に行くのがタルいのでロビーの自販機です。
パン(クリームパンとかメロンパンとかいろいろ売ってます)と、コーラ。
金欠の学生みたいです^^;


後半5講は、暗記系科目・天台学。
これも先生が変更になっているのですが、悪い方に転んでます。
前年まで配られていた資料の配布すらありません
「スライドを書き写してもらいます」とか、馬鹿か?このオッサン?
お前受からせようって気、微塵もないだろ… 

これまでの資料を持参しておいて良かった…


講義が終わった頃には、スマホの電池は完全に切れていました。
この日は天台学の持参した資料を、T橋上人がコピーをしたいので貸して欲しいとのことで快く応じる。
大学の図書館でのコピーですが、以前は受講生は100枚まで無料コピーをやっていたのですが、今年は実費です。
ケチッてるくせに受講料とか礼録はしっかり値上げしてんじゃねーよ。

宿坊に戻って晩飯、それからはレコーダーで録音した講義を再生。
復讐です。否、復習です…

<9/10>

身延山生活2日目 この日からお勤めには上がらず、勉強に専念。


この日も最初は釈尊伝。後半は最大の難敵・宗義大意です。
この科目、試験問題をあらかじめ教えてもらえるのはいいんですが、
(どうせ毎年一緒なので)専門用語を使って説明しないといけないのがウザイ
それも論文形式で参考資料が一切持ち込み不可(これがおかしい)、
それでいて御祖師様の御遺文を間違いなく引用する必要があるために、
ぶっちぎりの難易度になるのです。実は前の日の天台学はこの先生になりました。
ところでそのメガネについてるワイヤーというか紐みたいなのは何ですか?


この日はM野上人とともに会場を出て、彼が宿泊する旅館の送迎車でT中屋旅館へ。
おかみさん・・・ツイッターのべるずです・・・(わかんないって)


釣りエサかな?
その旅館で見つけたパンフレット。
こ、こんな美人は身延山には来ないぞ…!(そこ?)



M野上人の車で相又のローソンへ行き、自分が持ってきたノートや資料などをコピーさせてました。
要は合格した科目の分です。過去問とかもその場に書き込んであったりします。
そのお礼にと、何でも好きなものを買ってください!と言う。でも思いつかんのよ。
宿坊の部屋にに冷蔵庫でもあれば、ボトルで飲み物をいくつか買うんだけど…

お茶とかカップ焼きそば(後日食べる)とかテキトーに詰めたら、
「えっ?少なくないですか?それだけじゃ申し訳ないですわ」と言われる^^;


宿坊まで送ってもらって、あとはいつも通り。

<9/11>

この日の1講目で、今回の受講科目の講義はすべて終了です。早ッ!
しかし厄介なことに面接なんてのがあるために、明日も来ることに。
おいおい、面接は1回目の人だけだったじゃねーかよ。今更何を聞くんだよ。

1講だけなのでさっさと下がり、門前町へ行くことに。

仏殿・納牌堂
昨年6月には工事中だった仏殿も、ようやく工事が終わって立派な屋根が表に。
ここのどこかに、2011年に書いた銅板が…?

時の鐘 川越じゃないよ
こちらは時の鐘 修復工事が行われていました。


甘露門をくぐり、女坂を下って門前町へ向かいます。
素足で雪駄はいてたら何か足の指すりむいてるし…^^;


女坂へ向かう参道の脇にて
お供えも変わったなぁ。


菩提梯
女坂を下まで降りると、例の菩提梯に合流します。
どのくらい急なのかというと、
 ↓
あとは実際に登ってください
こんな感じです。あとは現地で登って確かめてください。
なお山梨県の高校の野球部(の一部)が、部員の足を鍛えるために、
この菩提梯を使っていたことがある、とだけ言っておきましょう(察するべし)


三門
2月に来た時と特に変化ない三門 ・・・あるわけがない^^;


この後、まずはいつもの紫雲堂へのご挨拶。
えっ、今年度の荒行堂、そんなに人いないの…(驚愕


甘養亭(みのぶまんじゅうの老舗)に寄りました。
ここで、13日(お参り日)に札幌に届くようにみのぶまんじゅうを発注です。

あとこの店、気温が30度を超えるとアイスが半額になるサービス中でして、
見たら通常200円(観光地価格)なのが、100円(普通の金額)になってました。
そうか・・・やっぱり30度超えたのか今日・・・もう9月だっていうのに・・・

引退した工藤公康氏のグローブ!
なぜ工藤公康(西武、ダイエー、巨人、横浜で活躍)のグラブが?!
しかも200勝達成の時ったら、巨人にいた頃ですね。
話を聞いたら、ご主人の友人が知り合いだとかで、そのツテで飾らせてもらってるそうです。
西武ファンなら一度は見てみるべし。当分出しているみたいなので。

考えたら、これライオンズブルーですよねぇ…



それから、田京理髪店で散髪してきました。
13日は御聖日ですから、こんなむさい頭じゃ失礼ですからね。
ん?誰ですか?存在が失礼だなんて本当のことを指摘する人は?
※むさいっつっても元々丸刈りで、伸びただけなんですけどね


散髪を終えて、さらに門前町を下へ・・・


アレ?身延山郵便局がないぞ?遂に閉鎖したか?と思ったら…
ん?!向かいに郵便局が新しく出来てるじゃないカッ!!
(聞いたら、5月に出来たばかりだろうです そりゃ把握できないわけだ…)


玉川楼 外観を撮影するのは初?
昼食はやっぱり玉川楼ですね。


値上がりしたけど美味しい
玉川楼と言えば、う〜な〜ぎ〜(西武の秋山か) 
この時、別の旅館に宿泊していたW上人とバッタリ会いました^^; 
※W上人、唐揚げ定食を食べてました


ようこそ身延へ
仲町駐車場の休憩所の横にあった顔出し看板 
通りからは見えない位置にありますが、出せばいいのにと思う。


身延山バス停
そういえばここは撮影したことがなかった、身延山バス停
身延駅行きの路線バス、新宿行きの高速バスは全てここに停車します。
旋回ができないので、スイッチバックみたいな感じで入ります。
8日の夜はここに到着しまして、14日はここから出発します。


八幡祭の季節です
八幡社祭典の案内ポスター。上の山とも呼ばれてます。
年に一度の大祭で、催し物も行われるなどとても賑やかです。
しかし、その日はもう身延に居ないのだ・・・
※なお奥の院の大祭は12日


身延も変わったなぁ
身延山観光協会の建物にあったポスター。
身延どんぶり街道?!ギャル曽根にでも挑んでもらいたい企画ですね。
あと、山梨美少女図鑑ってあるけど…エントリーされた人が気になる^^; 


三門の脇にありました
近年、身延山の各地に設置されたという法華経の柱(とでも言うのだろうか)。
法華経は序品第一、方便品第二…の順に、合計28の教説で構成されてます。
だからどこかにあと27本あるってことでしょうねぇ。


樋ノ澤坊 本堂
西谷参道にある、身延山支院の一つ「樋ノ澤坊」 
仏教学の先生が住職をされてます。
9日の部分で紹介した佐渡阿闍梨日向上人の700遠忌法要2日目は、
開基が日向上人だったというご縁で、こちらの支院で行われたのです。


ようやく宿坊の部屋にたどり着きエアコン全開。
もう部屋から出たくない…(出たのは食事、フロ、トイレのみ)
まぁ、むしろ勉強に専念できそうでいいのかな??実際はできてn(ry

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