[2012年10月29日〜31日 首都圏遠征20]

〜俗世とのしばしの別れ〜

西船橋(T-23)にて 東京メトロ15000系

最後に撮影した写真です


<10/31>

3日目。この日は午前中に先師講法要がありました。
これに参加することが入行者の義務になってます。
法要後は諸役(※)の仮決めがあり、それが終わってから市川のホテルへ。

 ※炊事班、読経班、雑役班、水行班、経理など様々な役割分担があります。
  信行道場でもそうでしたが、互いに助け合うのが修行なのです。



それが終わって、先輩と共に昼食(ホテル近くのデニーズ)に行ったり、
御礼状の前もっての作成をお手伝いしたり(連判といいます)、


後は自由行動ということでした。とにかく次の日の朝、集合場所に来いよ、と・・・



市川から総武線で、本八幡。都営新宿線に乗り換えて、一路神保町へ。
改札口で、華澄ゆきなさんが待っていてくれました。
明日のことを考えてため息ばかり、浮かない私をどんな感じで見ていたのかな。

パカはミカドでやるから、太鼓をやりたいとリクエスト。
幸いにも書道の学校の帰りにこの界隈にいることが多い華澄さん。
太鼓の設置店へ案内してくれました。

たかみつようこシリーズの称号が欲しいらしいので、それに合わせる。

1曲目 パステルドリーム
1曲目 パステルドリーム い、いきなり不可1・・・

2曲目 エンジェルドリーム
2曲目 エンジェルドリーム えー、また不可1・・・?!

3曲目 パステルドリーム
3曲目 ヤケになっておにで挑戦 かろうじてクリア(初めてだったしね…)
華澄さんは3曲フルコンボで、目当ての称号を手にしていました。

ミッキーはこの時は行きませんでした。
ただし、この文章を書いている時(2013/3/27)、激しく後悔しています…

 ※ミッキーは2013/3/29で閉店するため



ドトールへ入る。サンドイッチが晩ご飯がわり。
明日のことを考えると満足に飯も喉を通らないのよ…^^; 

ここで札幌の家族に、電話をされる前にこちらから電話する。
その時私は華澄さんにこう言いました。


 「この声を、覚えておいてくれ・・・読経で声が変わってしまうから」


切実です(つд`)


神保町から半蔵門線(東急8500系)、九段下からは東西線(07系)。
高田馬場ゲーセン・ミカドへ着きました。ここで入行前最後のパカです。
と、その前にノートにも書き込みをしておかないと…

キャラ大会
キャラ大会が発動していたので、チャレンジ!得点は・・・低い・・・


そして毎度恒例の100%アタック。

(NP-128)やっぱりマニアックモードだねぇ

100%!


ナビRプリカで、すんなりゲッツ。やっぱりマニアックモードですね。
しかしこの後がなかなか続かない。JETマリカは×→2→×→5。
ミルカ先生を投入するもこれも×、あげくLipsRも・・・


ここで店員・RAKさん登場。昨日の錦糸町の話などを。
なかなか100%の出ない私を察したRAKさんは、

 「せっかくだから、やりますか」

と、DVDの録画を始めた!まさに3年前の再来。
(2010.9.5 「首都圏遠征14」参照)

このプレッシャーで出来るか?!と挑んでみるもナビRセリカ撃沈。しかし・・・

(386)最後の100%はCPU止め!

100%!


なんと、今度は一発で!
しかもレアなCPUのSTOPつき(JETはなかなか出来ない)
今年に限って言えば、これが初でした<JETでのSTOP

ミカドでパカ納め これで心置きなく・・・
ランキング 最後の最後で・・・やっぱりミカドっていいなぁ。


そしてRAKさん立会いの下、もうひとつ大切なことが。
それは、麻美様ピンキーの委託です。さすがにお連れできません。
華澄さんに託すことにしました。


 「100日間、私だと思って大切にして欲しい」


遠征ではいつもお供をさせていただいた麻美様(ピンキー)と、初めてのお別れ


RAKさんに丁重に礼を言い、必ず戻ってくると約束して店を後にした。

そして高田馬場駅の改札で華澄さんと、麻美様(ピンキー)に見送られる。
後ろ髪引かれる思いで、西船橋方面のホームへ向かったのだった。

乗った電車は西船橋行きの15000系だった。
各駅停車で、後から来る快速(東葉勝田台行き)の通過待ち合わせがあるらしい。
でも疲れていたので、座っていられるこの電車にそのまま乗車。葛西で追い抜かれた。


電車は西船橋に到着し、ここでJRに乗り換えて市川へ。
ホテルに戻ってきました。フジには行かなかった。



ホテルの部屋から、沖縄のとわさんに電話した。どうしても電話したかった。
2006年の実修生入場直前にも、とわさんに電話している(この時八高線に乗っていたらしい)

 ※信行道場の時はしてなかったですが 朝早かったしね・・・

これから道の世界に足を踏み入れる前に、心を落ち着かせたかったのかもしれない。
一番最初に、パカラー・べるずとして最初に出会った人だからなのかもしれない。

この時は、もし自分の身に万が一の事があった時は、


 LadyLuckを引き継いでほしい

 その際の麻美様を描く権利などは、すべてとわさんに譲る



・・・等、後のことを仮委託した。これホントの話。

とわさんは驚いた様子だったけど、決意の程は分かってもらえた。
要は、それだけの所へ行ってくるんです・・・と。
だからこそ、中華街ツアーも一度終わらせた。


大丈夫ですよ!べるずさんなら!」と励まされたのが嬉しかった。


明日の支度をして、風呂に入って、眠りについた・・・



そして翌朝(11/1)、ケータイの電源を切って実家に送る荷物の中へ。
(当たり前ですが携帯電話などの類は持ち込み禁止なので)

タクシーに分乗し、法華経寺へ到着。所定の場所へ並び、その時を待った・・・



集合から整列、入行会、行列と各所参拝。
そして信者さん、寺族等が見守る中、瑞門の中へ身を投じる。



100日間の修行が、幕を開けた・・・ しばしの間、俗世とのお別れ。

おまけ

ミカドの部活動

こういうのを見るたびに住む場所を間違えたかナ、と思うわけ。


【あとがたり】 〜2013/2/10〜


100日間の修行を終えた日。
荷物運びの際のギックリ腰で、すぐにへにゃっとなってしまう体。
アカギレだらけで走ることもままならなかった足。
極限まで落ちた体力(キャリーバッグを運ぶのすら一苦労)
五体満足、とは言い切れませんが、それでも風邪を引いたり体調を悪くすることはありませんでした。

最後の水行とお勤めを終えて、御宝前の扉が閉まって、荒行堂とのお別れ。
思ったほど伸びなかった髪(苦笑)、ボーボーの髭、10kg以上落ちた体重・・・

※一番下がったときで63kgまで落ちました

瑞門を出たところで、迎えに来た家族、檀家さん(1人)の姿が見えました。


その後は昨年の11/1とほぼ逆のルートで奥の院などの参拝。
成満会を終え、最後の集合場所へダッシュ。
先輩方がニコニコしながら「走れ走れ〜!」と煽る。100日前とは全く逆だった。

着座したときはもう涙が止まりませんでした。
前に座っていた先輩に「泣くんじゃない!まだ早いぞ!」と・・・


荷物を回収し、ちょうど面会場の出入口から外へ。
キャリーバッグを持つのを、愛知のM上人が手伝ってくれました。
(ちなみにM上人、2008年の聲明師養成講習所でも一緒でした)

ようやく、家族との対面です。
苦楽を共にした新潟のT君の家族がちょうどその隣に。互いに紹介し合う。
そしてこの日も、華澄さんが来てくださいました。そら、恋人だからね。

外でS副伝師さまにもバッタリ。札幌の人なので母も知っている。
「酒にも強くなれよ」と冗談みたいなことを言って笑いを誘われました。


弟夫婦(2011.7.2 「首都圏遠征16」参照)が車で迎えに来てくれたのですが、
なにぶん臨時駐車場が遠い!中山競馬場の方らしく、そこまで歩くことに。
ゲタ履きの上にまだ体が本調子ではなかったので、歩く速度が遅いために置いてかれる(笑

その間、道行く人がみんな私を見て合唱して「ご苦労様でした!」と。
あー、荒行堂が今日で終わったことはみなさんご存知なんだよね、このへんの人たちは。
歩きながら、華澄さんが持ってきたあんぱんと板チョコをかじってケータイ(※)をいじってました。
※札幌から家族に持ってきてもらいました

弟の車で、平井駅近くの弟宅へ。着替えさせてもらいました。
とは言っても私服はないので、清浄衣から改良服に変わっただけ。
ゲタがまだ下ろしたてだったので鼻緒がきつく、親指がすれて血が…


その弟の車で羽田空港へ。
車の中ではせんべいを食べながらケータイでmixiのみん顔アプリ。

カツカレー
羽田空港で遅めの昼食。カツカレー、唐揚げ、フライドポテト…


今回はたまたま第1ターミナルだったのですが、同じ北海道から入行したお上人とバッタリ会いました。
さらに、同じ飛行機(千歳行き)にも・・・

いくら履くものがないとはいえ、ゲタで飛行機に乗る人を見たことはない。
まして2月に。


新千歳空港で、住職と数人の檀家さんが迎えにきてくれました。
変わり果てた姿にかなり驚かれました。驚かないほうがおかしい。


荷物は母と檀家さんに任せて、ベンチで座って待っていると突然知らない妙齢の女性に話しかけられた。
どうもその方も、荒行堂を終えたお上人を待っていた。
団参で行けなかったのでせめて空港まででも迎えに来ようと…のこと。


住職の運転で、札幌の自宅に到着。
100日+αぶりに戻りましたが、人生でこんなに長い100日も無かったなぁ。




そして次の日の夕方から、巡業が始まるのでありました。

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