[2016年2月13日〜2月15日 首都圏遠征32+山梨遠征]
自分の時(平成25年2月)を思い出しますねぇ
先ず話を始める前に…
M上人との出会いは僧道実修生として身延山に入った時、平成18年度(U野法主猊下が御入山された年)の事でありました。この時M上人は、身延山大学の大学1年生で、在院生としては4年目でした。お父様は警察関係のお仕事をされている、在家の出身。ご両親が熱心な日蓮宗の信者で、小さいころから将来は僧侶になりたいと夢を持っていたそうです。
M上人は当時、在院生の朝勤の諸役を決める役目を担っていました。終盤、実修生が朝勤諸役に付いた時にはその順番(学生は個人名、実修生はそれだけでひとくくり)を決めておられました。
特に私はM上人と組む機会が多く、4月1日の月旦(がったん)では私が金座、M上人が声明という組み合わせで挑みました(M上人曰く「4月の月旦で金座に付いた実修生は、○○(私の本名)さんだけですよ。他の年の実修生さんは3月いっぱいでしたから」)実修生として最後の出仕になった4月9日もこのコンビで朝勤に出仕するなど、最もお世話になった当時の学生さんでした。
以来、M上人は総寮長を経て卒業後は身延山の山務員として奉職、2年前に現在の常泰寺へご入寺されました。現在も身延山布教部にて勤務をされております。昨年の10月の御会式には高座説教にもご出仕されまして、将来はきっと身延山を担う重要な人材になるであろうと私は確信しています。
誰からも慕われる、実に気のいい高潔な方です。
<2/14 その2>→2/14のTwilog (この時間帯は殆どツイートしてないけど)
途中、セブンイレブンでパッと軽く昼飯。
最早通り慣れた(?!)道を通って南アルプス市へ向かいます。
南アルプス 信号待ち中に
常泰寺さまは、南アルプス市の中でも北の方にあります。
高速バスで言うと「白根インター西」が比較的近いです。
M上人は若くしてこの常泰寺さまへご入寺されたのであります。
到着後、さっそく受付に実修生時代に大奥の寮長だったI上人がいました。
ただ、I上人は私の顔は覚えていたようですが名前が出てこなかったようで…^^;
受付を済ませてから、時間があるので境内を撮影させていただきました。
常泰寺さま 山門
※以下、紹介する写真の掲載順序と撮影順序が異なります
山門には帰山式を知らせる大きな看板
名前はさすがに隠させてください…
こちらは手書き 檀信徒の方が書いたのかな?
本堂前には、水行の準備が整えられていました。
ちなみにこの日、2月の山梨の気温としては異例の20度!!
本堂の内部(御宝前) 許可を得て撮影しました
この後、人でいっぱいになる前に…
さて、お手伝いに来ていた身延山布教部のT上人の話によると、
どうやら一行が予定よりも早く総代さんの家に到着されたとのこと。
はやる気持ちを胸に(というよりも待っててもやることがない)そちらへ向かってみます。
到着した時、ちょうど御仏前への勤読の最中でした。終了後、総代さんに御挨拶されるM上人。
本来、私は部外者ですが、特別に許可を受けて中へ入れてもらうことができました。
先月の面会以来になりますが、成満してからは初めて会うわけで。
共に再会と成満を喜び合いました。
行僧上人はM上人の他、管区の方が4名。
そのうちのお一人は、いつもお世話になっている本行坊の御住職S上人です。
M上人との関係を明かし、札幌から昨日来たことに、
総代さんや檀信徒の方、お手伝いさんに驚かれました。
こうすることでM上人への尊敬も増すことでありましょう(←
14時、大きな成満旗を先頭に常泰寺までの行脚です
成満旗の後にお手伝いのT上人、檀信徒の方の後ろに行僧さんが続きます
道路の安全に気をつけながら進みます(沿道には各所に檀信徒の方が立っている)
住宅の他に、果樹園などが多いのどかな区域。
青空の下に御題目と団扇太鼓の音が響き渡る。
住宅地を縫うように行脚し、付近住民の方々もM上人の帰山を喜ぶ
山門に到着 M上人は大勢の檀信徒の方々のお出迎えを受けました
到着したM上人と行僧の皆さまは、本堂前にて自我偈を読誦
その後、集合写真の撮影がありました。
数回に分けて行い、来賓寺院各聖だけの撮影もありました。
私もちゃっかりその中に入れて頂きました(入ってください、と言われて)
ボカシ入れてませんがこれだけ小さくすれば大丈夫だと思う
また、M上人の帰山を祝うために身延山からもお上人が来ていました。
管区の宗務副所長でもあるO上人や、当時学生だったI上人など。
やっぱりM上人は慕われてるなぁ。
>>水行・帰山式編へ続く